ロードバイクのスプロケットを交換すると走りが軽快になります。スプロケットはたとえば峠道が多いところを走るならローギアを大きい歯数にしたり、ほとんど平地のコースであれば地位ためでクロスレシオのスプロケにしたりすると走りとギア比が合ってきます。
さて、ロードバイクに限らず、自転車にはスプロケットというパーツがリアホイールに存在します。
このスプロケットの必要性ですが、言ってしまえば自転車に他段のギア機構を搭載することでその時々で変わっていく道の状態にあったギア比を選択して走る事ができます。
さらに自動車は上り坂や下り坂で適切なギアにひすることで楽に、そして速くロードバイクを走らせることができます。そんなスプロケットは自分で交換することができます。スプロケットについて色々とチェックしてみましょう!
この記事に書いてあること
ロードバイクのスプロケットとは
ロードバイクのスプロケットとは、自動車でいうミッションです。
適正な回転速度になれば変速を行うことでロードバイクを漕ぎ出す足に負荷をかけることなくスピードを上げたり下げたりすることを可能とした機構です。
この機構を採用せずに、ロードバイクの最高速度を伸ばすとなると、常人では回転させることができないほど重いギアの比率になり、何らかの方法で加速してから漕ぎ出さなければギア回転をさせることすらできないでしょう。
スプロケット数が増えれば増えるほど、細かな速度調整を可能としますが、反面に扱いが難しくなりますので注意が必要です。
ギア比とは
ギア比は、ロードバイクのギアのギザギザ部分の多さです。
計算式があり、フロントのギアの枚数とリアのギアの枚数を割り算することで正しい比率が計算可能です。
ギア比は高くなるとペダルが重くなり、最高速度が伸びます。
反面に比率が低ければ加速力に優れますが、最高速度は遅くなります。
クロスギアのメリット
クロスギアは、全体のギアの比率を下げて、速度重視のセッティングを得意とするギアです。隣のギア数を大きく変えることなく、また全体的に各ギヤのギヤ比の差が、標準のミッションよりも近いギヤを組み合わせています。
利点においては加速重視、さらにペダル回転数を一定にするようなロードバイクを組み上げることが可能です。
ワイドギアのメリット
ロードバイクにおいてワイドギアにする場合、ロー側のスプロケットを大きくする傾向にあります。
トップ側よりもロー側に大きなギアを使い、山道や峠などでも登りきれるようなギア比をロー側に備える形です。よくロー側のスプロケットは数を32Tや34Tなどにすると「乙女ギア」などと揶揄されたりします。
最小スプロケットの選び方
出典:アマゾン
最小スプロケットは、リアの場合、11Tが最小のスプロケットとなっています。(10Tってありましたっけ?)
大体どのスプロケットカセットを購入してもトップは11Tになっているでしょう。ただ、山岳コースなどでクロス気味にしたい場合アルテグラのスプロケットで14-28T(14-15-16-17-18-19-20-21-23-25-28)というギア比のものもあります。
最大スプロケットの選び方
最大スプロケットは、アルテグラのスプロケットで言うと最小で25T、最大で32Tまであります。
トップが11Tとすれば、最大ギア25Tにすればクロス気味、32Tにすればワイドギアになり山道などで有利になるでしょう。
もちろん自身の足に合わせたギア比がとても大切です。ワイドギアは1枚ずつのギア数がひらいているので、いきなり足が軽くなったり重くなったりするデメリットもあります。
それでも山道や上り坂に自身がない場合、この最大スプロケが大きいと助かります。
おすすめシマノカセット
ここからは、おすすめのシマノのスプロカセットを紹介していきます。
シマノ(SHIMANO) CS-R9200 12S
出典:アマゾン
- HYPERGLIDE+ カセットスプロケット(12スピード)
- 11-30T
- 11-12-13-14-15-16-17-19-21-24-27-30T
最新シマノデュラエース12速モデルのスプロケットです。12段のギアの組み合わせは、あらゆる状況において 最高の効率と加速性能を提供。
新たな12速と既存の11速のロードフリーハブボディに対応しているのもうれしい。
デュラエース R9100シリーズ カセットスプロケット CS-R9100 11S
出典:アマゾン
- 仕様:HG EV 11スピードカセットスプロケット材質:11-16T(スチール)、17-25T(チタン)
最高峰デュラエース11段変速のロードバイク用スプロケットです。
シマノ製で、チタニウム合金を使用し手織り軽量かつ、最小スプロケットの11Tからの漕ぎ出しになり、ハイギアを6枚、ローギアを5枚はチタン製スプロケットを併せ持つ製品です。
低速域、高速域両方で対応可能な製品です。
シマノ CS-R8000 11S
出典:アマゾン
- ROADコンポ「ULTEGRA」グレードの11スピード・カセットスプロケット
- 対応チェーン:HG-EV11 / HG-X11
- 参考重量:232g (11-25T)
たぶん普通のサイクリストには最高のアルテグラのスプロケット。通常ならコレで十分!アルミ製部品とスプロケット内の金属をスチール合金で構成したリア用スプロケットです。
耐久性と漕ぎ出しの速度を重視しつつ、軽量化も行った商品です。
シマノ(SHIMANO) CS-R7000 11S
出典:アマゾン
- 平均重量:284 g (11-28T) 304 g (11-30T) 320 g (11-32T) 269 g (12-25T)
- Combination name(Group name):11-28T 11-30T 11-32T 12-25T
- Compatible chain:HG-EV 11-speed/ HG-X11
アルミ製部品とスプロケット内の金属をスチールとし、ワイドよりなシマノ105グレードリア用スプロケットです。
漕ぎ出しこそ軽量ながらも、組み合わせ次第ではワイドなギア比になり、速度重視や最高速度重視へと変貌可能なギアです。
シマノ(SHIMANO) 105 CS-5800
出典:アマゾン
- シマノ(SHIMANO) 105 CS-5800 カセットスプロケット(11S) 12-25T ICS580011225
- HG-EV 11スピード対応カセットスプロケット。
- 対応チェーン:HG 11S
- モデル:11-28T ● 歯数構成:11-12-13-14-15-17-19-21-23-25-28T
- モデル:12-25T ● 歯数構成:12-13-14-15-16-17-18-19-21-23-25T
10スピードのギアと同等の大きさでありながら、11枚のギアを搭載したワイド型ギアです。シマノ105グレードのスプロケット。現在は新型のCS7000に移っている。
最高速度重視のギアで組み合わせ次第で、速度重視にも変貌可能なリア用スプロケットギアです。
シマノ(SHIMANO) CS-HG700 11S
出典:アマゾン
- ROADコンポ「105」グレードの11スピード・カセットスプロケット。
- スパイダーアーム材質:アルミ/アノダイズド仕上
- ギア材質:スチール/ニッケルメッキ仕上
- ロックリング材質:スチール/ニッケルメッキ仕上対応チェーン:HG-EV11 / HG-X11
- 歯数構成:11-13-15-17-19-21-23-25-27-30-34T参考重量:379g
マウンテンバイクにも使用可能なスチール合金製リア用スプロケットです。シマノ105グレードのスプロケットで34Tのは数もラインナップされている。
SHIMANO(シマノ) CS-6800 11S
出典:アマゾン
- 仕様:HG 11スピード
- 歯数構成:11・12・13・14・15・16・17・18・19・21・23T
- 平均重量:212g(11-23T)
アルテグラグレードのスプロケット。現在はCS-R8000となっている。リアスプロケットで11段変速でありながら、漕ぎ出しに負荷をかけない設計となっているギアで、一段一段の重さが均一に変わり、あまり漕ぎ出す足に負荷をかけない設計になっているリア用スプロケットです。
シマノ(SHIMANO) カセットスプロケット CS-HG500-10
出典:アマゾン
- 仕様: HG 10スピードカセットスプロケット
- 歯数構成: 11-12-14-16-18-20-22-25-28-32T
- 対応チェーン:HG 10スピード / HG-X10
ティアグラグレードの10速カセット。スチール合金製のリアスプロケットで10スピードながらもハイスピードに対応しているギアです。
耐久性を重視したギアであるため、ギア数は少ないですが、反面に耐久性でカバーをした商品で壊れにくさに定評があります。
まとめ
ロードバイクのカセットは走るところにより、変わってくる。平坦なのか山道が多いのかによってもギア比は変わってくる。
ワイドギア比であれば両方のコースに対応できそうだけど、平坦コースだと使わないギアがたくさん出てくる。やっぱりコースによってホイール複数持っているといいかもしれない。
スプロケットとギア比の問題は大変ですよね。